今日は、ジェルネイルで使用するプライマーについてお話しいたします
先日、ジェルネイルの付け替えを3〜4週間で勧めるワケでお話した「グリーンネイル」になった場合にネイルサロンがとる対応としてプライマーを使用するサロンもありますが、プライマーについて知っておいていただきたいことをお話しますね
▶︎プライマーとは??
プライマーとは、ジェルを塗布する前に地爪に塗布して、地爪とジェルネイルの密着を高める溶剤のことです。
※よく似た名前でプレプライマーがありますが、こちらは、油分、水分を除去するためのものですので密着度を高めるプライマーとは全くの別物です。
▶︎プライマーの種類
プライマーには酸を含むものがあり、爪を溶かすことでジェルとの密着度を高めている場合があります。酸入りのプライマーが皮膚についてやけどをしたとか、爪が薄くなったなどという例があるほどの怖い溶剤です。
プライマーの他にも酸入りのジェルなどもあります。このお話はまた今度^-^
私はネイルスクールを3カ所程行きましたが、スクールそれぞれの方針に随分差があることを知りました。
あるネイルスクールでは、この酸入りプライマーをグリーンネイルになった方に使用すれば、細菌の感染を抑えられジェルネイルができるので、グリーンネイルになったお客様が来た時には、酸入りプライマーを使用することを勧められました。スクールの併設しているサロンでは実際にグリーンネイルのお客様に使用していました。
でもそれって…お店の利益しか考えていないですよね。本当ならネイリストとしてお客様の爪の安全性や衛生面を一番に考えなくてはいけないのに…
『グリーンネイルになったお客様の施術を断ると、そのお客様は他のお店に行ってしまうから』とオーナーは話していましたが…私は、信頼されるネイリストでありたいと思っています。どちらがいいかはお客様が決めることですが、ネイリストとしてちゃんと説明する責任があります。
グリーンネイルでも施術してくれるネイルサロンは沢山ありますが、Yuri Nailでは、初期(削って落とせるレベル)のグリーンネイルを除き、施術をお断りしておりますのでご了承くださいませ。
いつも行っているネイルサロンで、どんな材料を使用しているのか施術の際に『それは、何ですか?』と聞いてみることをオススメします。ご自身の体に直接触れるものですからね^-^
最近では、酸入りのプライマー自体が減ってきているのであまり使用しているサロンも少ないとは思いますが、もし、プライマーを使用しているサロンは「ノンアシッド」と書かれた酸を含まないプライマーを使用していれば、安心です
また、近年のジェルは爪への密着が高くプライマーを塗らなくても剥がれてしまうお客様が減ってきています。ジェルの引っかかりとなるサンディングと甘皮ケアをしっかりと行えば、十分です!!
それでも剥がれてしまうお客様にはノンアシッドプライマー(酸が入っていないもの)をお爪の根本や先端にのみ塗布していきます。爪へのダメージはありませんのでご安心くださいませ^-^